お茶席でしか持たない数寄屋袋ではもったいない!古来からの伝統技法である絞り染めを施しながらも、洋装にも合うモダンな数寄屋袋です。
日本には古来より続く染色技法があります。その一つである絞り染めは、糸で布を括り防染することにより、染めない部分で模様を表現する技法です。最も原始的な技法で、古くは正倉院や法隆寺の宝物に見ることができます。抽象的な表現、染め際に生まれるにじみやぼかし、意のままには染まらない面白さ、が多くの人を惹きつけてきました。
< 伝統 × 現代 >
絞り染めといえば渋いイメージや、着物や浴衣など和風のイメージを持たれることが多いですが、現代の生活に馴染むことができるようシルクスクリーンプリントを併用し、モダンな雰囲気を取り入れた数寄屋袋を制作しました。伝統技法で表現する優しくも奥深い柄。現代の技法で表現するはっきりと明確なデザイン。両方をお楽しみ頂ければと思います。
< 折り縫い絞り × Hanaguma >
折り縫い絞りは、布を二つ折いして、折り山の下を平縫いにする技法です。直線、蛇行線、文字など輪郭を表現することができます。今回は、斜線を交互に重ねた模様に、南米に生息するハナグマをプリントしました。
少し個性的なアニマルをお出掛けのお伴に。表布の絞り染め・プリントだけでなく、内布もカラフルに仕立てました。見るたびに楽しい、開けるたびに気分を上げるアイテムです。手絞り・手捺染により、同じものは2つとないオールハンドメイドの魅力をお楽しみ下さい。
ipad(ケースなし)・タブレットを収納するケースとして、クラッチバッグ、お道具入れにも。使い方は随に(まにまに)!
シンプルでベーシックなコーディネートがお好きな方に、小物でファッションを楽しみたい方に。着物にも洋服にも合わせることができるアイテムです。ファッションのアクセントにいかがでしょうか。
時間をかけ心を込めて制作しました数寄屋袋は、手仕事の温かみを感じることができる一点物です。日々の暮らしを特別なものにするアイテムとしてご利用頂けますと幸いです。
<詳細>
・素材: 綿60%麻40% キャンバス地(表布)、綿85%麻15%(内布)
・サイズ: 縦21.5cm、横32cm、厚さ3cm
・技法/染料: 絞り染め、シルクスクリーンプリント(手捺染)、反応性染料
<取扱い注意>
水濡れ・洗濯はお避け下さい。生地に接着芯を張っています。水に濡れますと、接着芯がゆるみはがれる可能性があります。
綿カス残し(綿の皮が残ったもので黒い点のようなもの)の生成り生地を使用しております。自然の風合いとしてご理解下さい。